英語力皆無で留学した私が海外体験記を少し掘り下げて書いた件

皆様ごきげんよう。GrowshipのY.Yです。

前回、英語力皆無でオーストラリアへ留学した私が海外体験記を書いた件という記事を書かせていただきましたが、今回はその続きとしてさらに詳しい体験談を書かせていただきたいと思います。

(この記事は2020年9月3日に更新されました)

日本の食事と海外の食事

海外に行くということは違う文化に触れることでもあると考えています。
文化の根幹は、衣食住。同じ国でも衣食住が違えば町の雰囲気や人々の様子、匂いさえも全然違います。
日本でいうと大阪と京都なんかが分かりやすいのではないでしょうか。

現代では衣服は宗教や特定の地域以外ではそれほど違いを感じないと思うので、現地の雰囲気を楽しむには建物と食事だと思います。

私も最初はブリスベンの街の雰囲気やワニのステーキなどでテンションが上がっていました。
これが異文化かぁなどと思いながら友人とカンガルーの食べられるお店に行ったり、スイーツのお店に行ってみたり、大きい時計塔の近くへ行ったり。ブリスベンを思いきり楽しんでいました。

しかし、飽きる。
旅行で来て数日数週間で帰るならこのペースでよいのかもしれませんが、何か月もいればさすがに新鮮味が薄れます。

私は建物に関しては飽きるという感じではなく、気に入ったところを見つけてまた来る、という感じで楽しんでいました。

問題は食事です。基本的に毎日毎日考えるのが面倒、店が決まっていなければ安く済ませたい、しかし同じものを食べすぎて飽きたくない。という煩悩欲張りセットのような考えで過ごしているので、普段は何種類か食事のパターンを用意しておいてそれをルーティン化していました。

当時私は料理をしたことがなく、焼くか切るかしかできない作業用ロボットのようなものだったので調理器具の類は持ち合わせていませんでした。

しかし新しく買ったり、誰かに借りたところで焼くだけしかできないので、それなら買ってきたほうがおいしい。
このときは本当に料理ができる人を尊敬しました。今まで食事のことを深く考えたことがなく、ここまで食事が生活の質と密接になっているとは思いもしなかったのです。

さらにこの食事ルーティンも約2ヶ月ほど経っていたのですが、ふと「米食べてないな・・・」と気づいたのです。
私のルーティンはパン類、肉、マクドナルド、お菓子系で構成されていて、火曜日は必ずケンタッキーへ行っていました(オーストラリアのケンタッキーでは火曜日は激安BOXが販売されるため)

こっちのセブンイレブンにおにぎりが置いているのは見たことがないし、ホームステイ先でも炊飯器を見た記憶はないので米を食べる文化は無いのかなと思いました。

そして4ヶ月ほど経ったある日、たまたま寄ったフードコートでチキンカツ丼を売っているお店を発見しました。もうめちゃくちゃ感動して、友人に今日はあの店に行きたい!と懇願したほどです。
久々の米は本当においしくて、それから1週間ほど毎日通っていました。私は元々おかず食いだったのですが、帰国してから米をよく食べるようになり、その姿を見て周りの人間は驚いていました。

米騒動は現地のお店によってありがたいことに解決したのですが、どうしても解決しないことがありました。

出汁(だし)です。

昆布だし、かつおだし・・・そういったものを使った料理はさすがにありませんでした。
レストランに行くとコーンスープやコンソメなどはあるのですが、みそ汁を置いている店はあまり無く、飲んでもやっぱり思っているものとは違いました。

オーストラリアにいる間は日本風のだしを使った料理に出会うことはついぞ無く、帰国後におばあちゃんが作ってくれた魚の煮付けで禁煙ならぬ禁だし期間の終わりを迎えることとなりました。
やはり長い期間食べていないと記憶している味もあやふやになっているようで、想像していた50倍くらい美味しくて感動したと同時に、帰国したことを実感することができました。

こんなに長い期間日本の食事に触れないという体験は海外でしか体験できないことであり、文化の違いを感じさせてくれる出来事のと一つとしてとても良い経験になりました。

そして、私は自分が思っている以上に日本人なのだということを感じました。

私は着られればいいし、住めればいいし、食べられればいい、という風に思っている節がありました。実際、着るものも住む場所も割と融通が利くほうだと思います。

食事に関してもそうだと思っていましたが、やはり日本の中で頓着しないのと、日本の外で頓着しないのでは違うということを実感しました。自分自身の新たな一面を垣間見たとても貴重な体験だと考えています。

 

面白い奴らは大体ドミトリーにいる

ドミトリーではバックパッカーが大半を占めています。そのためか気さくでフレンドリーな人が多く、1日経てばルームメイトとも仲良くなり、3日ほどすれば名の知らぬ知り合いが何人かできていました

彼らは私の拙い英語を何ら気にすることはなく、彼らから「この日本語はこういう意味?」などと質問を投げてくれたり、英和辞書を引く時間も待ってくれるのでこちらからも話かけやすく居心地が良いです

そのようにコミュニティを築くのが上手な彼らですが、やはりというかなんというか、だいぶ変わった人が多いです。
例えば、家庭用ゲーム機(おそらくPS3)を持ち歩いている人。

そのドミトリーはテレビがなく、彼も流石にテレビは持ち歩いていないようなのでどこにもゲームができるような場所などなかったのですが、他のホテルにもしかしたらテレビがあるかも!と言って常にリュックに入れて持って行っているようでした。

私は旅に持っていくには邪魔だろうなとずっと思っていたのですが、本人はそれで満足そうだったので特に何を言うわけでもありませんでした。

それよりも自分のしていたゲームやお勧めのゲームなどでその人を含めて数人と話して盛り上がっていたので、本当にゲームが好きなんだなと感じ、少し変わってはいるけど好きなことにまっすぐな姿勢はとても好感が持てました。

 

他には、常にめちゃめちゃ筋トレしてる人。
その人はよく朝に会う人で、プロテインのようなものを飲みながら笑顔で挨拶してくれるきさくな人でした。

1日2~3時間は必ず運動していると言っていたのですが、見かけるたびに筋トレしてるかプロテイン飲んでるかのどちらかだったのでもしかしたら1日中やってるのでは?と私は思っていました。

だいたい何人かと一緒に筋トレしていて、メンバーも毎回ちょっと変わっていたりするので、一度筋トレに参加させてもらったのですが「どこかの軍隊か?」と思うほどめちゃくちゃ追い込んでやっていて、私は残念ながら途中でリタイアしてしまいました。

しかし彼のメニューが終わると、リタイアした私によく頑張ったとジュースとプロテインをくれて、その日居たメンバーと一緒にアドバイスなども含めて雑談でき、楽しい時間を過ごせました。

その後何回か筋トレに参加しましたが、やはりリタイアしてしまい、ついていくのはまだまだ無理だなぁと思いつつ、楽しいのでついつい参加してしまうのでした。

 

そして個人的に割と衝撃的だったのがルームメイトです。
彼はそのドミトリーでは珍しくおとなしいタイプの人で、人の集まるテラスにはあまり寄り付かず部屋の自分のベッドでノートパソコンをいじっていることが多いようすでした。

といっても周りはぐいぐい来る人も多いため知り合いはいる感じで、たまにルームメイトとテラスで集まっているときはいろんな人と交流していました。
彼は私にはよく話しかけてくれて、スクールでの出来事や彼の好きなマーベル映画のことを話していました。

ここまではただの映画好きな印象ですが、私は彼のあることにとても驚きました。

それは食事です。

とある日、少し早く帰った私は食事をどうしようか悩んでいました。
シティに出るほどの気分ではなかったので、近くのスーパーマーケットで何か買おうと考え、ある程度段取りを立てていると、その彼が観光から帰ってきました。

軽く挨拶と話をし、彼も今から食事をするようでした。何を食べるの?と聞くと、今から作るから見ててといわれました。バッグからごそごそとお菓子やら何やら取り出して準備しているので、食材だけ持ってキッチンへ移動かなと思い観察してると、おもむろに食パンの袋を開けだしたのです。

あれ・・・作るんじゃ・・・?と思い、キッチンへ行かないのかと聞くと
「ここで作るよ」
・・・え、ベッドの上で・・・?何を・・・?

そう思っているとパンにプラスチックのスプーンでトマトソースのようなものを塗り始めました。
なるほど、確かにサンドウィッチなら挟むだけだし場所を選ばなければどこでも作れるな、と納得しました。

具材は何にするのかと見ていると、いきなりポテトチップスの袋を開けました。食べながらやるのか・・・と驚いていると、なんとそのポテチを食パンに敷き詰め始めたのです。

え!?と言う間もなく今度はそのポテチを挟んだトマトソース入り食パンを二つ折りにし、手でプレスし始めました。

バリバリバリ!というポテチのつぶれる音を聞きながら私は「なんだこれは・・・」という気持ちと「さっきの納得を返してくれ」という気持ちでとても混乱していました。

そして完成。所要時間、約2分。出来上がったと同時に彼はその謎のジャンクサンドウィッチにかぶりついていました。
呆気にとられてその食事の様子を見ていると、彼は「美味しい」と一言の感想を述べ、クッキングタイムは終了を迎えました。

しかし私は呆気にとられたと同時に、いつもの見慣れたものが考えたこともなかった発想によって別のものに変わっていく様がとても面白く感じられました。
色々なタイプの人と多くかかわることによって自分が柔軟な考えや姿勢になっていくような感覚があり、それも面白く思いました。

そのあと私はさっそく彼を真似てスーパーマーケットで似たような材料を買い、ジャンクサンドウィッチを作ってみました。
ポテトチップス塩味、食パン、マヨネーズ。食べてみた感想は意外と美味しいでした。少しハマって3日間連続で食べるくらいには気に入っていました。

ソースを変えたり、ポテチの種類を変えたり、別のスナックを挟んでみたりもしました。
ただ、アレがサンドウィッチなどのパン類なのか、それともお菓子の分類なのか、はたまた別の何かなのか。

数年経った今でも答えは出ていません。

これがドミトリーで出会った人たちとの思い出の一部です。
他にもたくさんの個性的な人たちがいましたが、書いているときりがないのでこの辺りにとどめたいと思います。
また機会があれば紹介したいと考えています。

オーストラリアの自然

私はオーストラリアといえば何となくシドニーのイメージが強いです。
皆さんの中にも、この国はこの都市!という漠然としたイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。
なので大体の主要都市は、調べれば前情報が載ったブログなどが溢れるほど出てきます。
現地の雰囲気が掴みやすいので、初めての国へ観光するにはとてもありがたいですね。

では、他の都市や町はどうでしょうか?
現代ではネットで調べればある程度の情報はつかめるかもしれませんが、やはり主要都市などに比べると情報は少ないかと思います。

実際、「シドニー」と「ゴールドコースト」では、検索結果の件数が2倍近く違います。
普通だったら情報が多いほうがありがたいと考えると思いますが、私は「どうせなら、あまり人の行っていない所へ行きたい」と考えていました。

半年以上同じ場所に居ると新鮮味がなくなって日常化してしまいます。
スクールなどに通っている期間はそれでいいのですが、その後は何も考えていませんでした。

観光を…と考えても、周辺の行きたい場所などとっくに行き切っているのです。
そうすると他の都市に行くことになると思いますが、まず調べておすすめに上がってくるのは主要都市と有名な観光スポット。

旅行で行くにはいいけれど、
やはり少し外したとこへ行きたい
と考えていました。

ある日、ドミトリーで一緒にいたメンバーにそのことを話したら、一緒にオーストラリアの中心でも目指すか?と誘われました。

酔った勢いの悪ノリみたいな提案でしたが楽しそうだったし、確かに何も知らないしこの目で見たいなと思い、次の日から情報を集めていました。

が、結論から言うと、その計画は頓挫しました。

オーストラリアの真ん中というのは砂漠が延々と広がる大自然で、Outbackと言われる人口希薄地帯なのです。
人口の90%以上が沿岸部に集中しているため、民家はもちろん、ライフラインも整っていないので、車を飛ばして行ったとして出先で車が壊れたら、そこから何百キロも歩く羽目になります。

さらに、オーストラリアの内陸地では飛蝗現象と呼ばれるバッタの大量発生がよく確認されるようでした。現象の起きる条件が整っているらしいのです。

もし運悪くその飛蝗現象に遭遇した場合、車の隙間という隙間にバッタが入り込んで動かないし、そんな大量のバッタの中を歩きでもしたら穴という穴に詰まって息できなくなるよ。
と、話を聞いた人に言われました。

そして、ウルル(日本人にはエアーズロックと呼ぶほうが馴染みがあるかもしれません)に行くツアーでも組んでない限り、内陸に向かうのはやめといたほうがいいという風なことも言われたのでした。

上記のことを聞いて、確かにビザの期限もあるし事故で期限を過ぎるのは好ましくない、と行く予定だったメンバーと話し合い、計画は白紙となったのでした。

皆さんにはあまり私のように無鉄砲な危険を冒してほしくはありません。
今から2つのおすすめ都市を紹介しますので、そちらを検討してみてはいかがでしょうか。

パース
西オーストラリアにある都市で、気候は温暖且つカラッとしていて過ごしやすいです。
冬でもその温暖さは変わらず、気温が0°を切ることは稀。
人口は200万人ほどいますが日本人は少なく、所得も比較的高いためワーキングホリデーに向いていると思います。
途中入学・途中退学できるスクールが圧倒的に少ないので、自分の条件と照らし合わせて考えてみてください。

ダーウィン
北オーストラリアにある都市で、圧倒的に自然が多く公園や保護区が多く点在しています。
人口の約4分の1が先住民族アボリジニらしく、先住民の文化が色濃く残っています。
しかし雨季と乾季がきっぱりしている気候なので注意が必要。
こちらも日本人は少なく英語を使う機会はとても多いですし、歴史と自然の両方に触れたい人にはとてもおすすめです。

最後に

以上が私のちょっと掘り下げた体験談となります。いかがでしたか?
まあ少し特殊な体験も書いたと思いますが、どんな留学を過ごしていたか想像し易くなったのではないでしょうか。
ほんのちょっぴりでも皆さんの応援や知識の糧となれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。