【最新版】カナダワーホリするなら知っておきたい最低限の知識+注意点まとめ

この記事では

・「ワーホリに行きたいけれど、どこに行くのがオススメなの?」
・「人気のワーホリ先・理由は?」
・「ビザの種類・取得法・条件は?」

という疑問を持たれている方に向けて、人気のワーホリ先であるオーストラリア・カナダについて「なぜ、この2国が圧倒的人気を誇り続けているのか?」ということを軸にその魅力を2記事を通して紐解いていきたいと思います。

前回はオーストラリアを特集したので、今回はカナダに着目して解説していきたいと思います!
(この記事は2020年8月21日に更新されました)

カナダが選ばれる理由


オーストラリアと並んで有名なワーホリ先として挙げられるのが、ここカナダ
1980年に、オーストラリアと日本は初のワーホリ協定を結び、その6年後の1986年からカナダと日本での関係が始まりました。
特にバンクーバーでは日本人を含めアジア人が多く、初めてのワーホリには大人気の街です。

カナダは国土面積が広いため地域によって天候が大きく変わります
例えば、比較的温暖な気候のバンクーバーでは、夏でも30℃を越えることは少なく、冬でも氷点下になることはあまりありません。また、バンクーバーは太平洋に面しているので暖風の影響で降水量が多いです。

一方、トロントでは夏には他の都市に比べ湿度の高い日が続きます。また、冬になると最低気温が-10℃程度になるのでバンクーバーに比べると寒さのある地域です。

カナダが選ばれる理由・魅力のひとつとして、カナダ・モントリオール発祥のスポーツであるアイスホッケーがあるでしょう。日本ではそれほど主流なスポーツではないからこそ、本場カナダのアイスホッケーを観戦・プレイしてみたいですよね。
バンクーバーにはNHL(ナショナルホッケーリーグ)に属しているカナックスというチームがあります。NHLはカナダ7チーム、アメリカ24チームが参加しており、バンクーバーで試合を見に行けば高確率でカナダvsアメリカの国を越えた熱い試合が間近で観戦できます。

また、カナダがワーホリ先として選ばれる理由はアメリカが近いということもあります。
実際、トロントからニューヨークまでは飛行機でわずか1時間30分しかかかりません。なので、その他の都市のワシントンDCやボストンなども同様に2時間あれば行くことができます

週末やちょっと時間ができたときに気軽にニューヨークやボストンに遊びに行けるなんて、とても有意義なワーホリを過ごしていると実感できますよね。
とはいえ、カナダだけでも広範な国土を持っているので、たくさんあるカナダの観光地を楽しむワーホリワーカーも大勢います。

ワーホリに行く目的は語学修得なので、どんな英語なのかということに関しては気になるところ。カナダの公用語は英語ですが、東部のケベックではフランス語も話されているのでフランス語訛りの英語を話す方も一部います。

また、綴りは多くがイギリス式で、発音はアメリカ式のものが多いと言われています。
その理由は、アメリカ独立戦争の際にイギリス出身のトーリー党(現保守党)が逃げてきたからというものや、米英戦争後にイギリスがカナダへの移民を推奨したからといったことが言われています。
そして現在は、アメリカが「人種のるつぼ」と言われているのに対し、カナダは「人種のモザイク」と言われるほど様々な民族が集まり、多くの宗教・文化を互いが認めあう多様性のある国となっています。

このように、アメリカ英語イギリス英語が入り混じったカナダ英語はオーストリア英語のような独自性があるとは断言しにくい部分があります。しかし、国際政治の面からカナダを見ると良い面も見えてきます。

それはカナダが北大西洋条約機構(NATO)の一員でありながらベトナム戦争を強く批判し続けたことや、カナダは多民族の共生国家であるべきという思想、反移民の政党が選挙で惨敗したことなどです。これらのような動きから中間国家としての強さという姿が浮かび上がってきます。

自国の圧倒的な独自性がないからこそ生まれた、このカナダらしさ。移民に対しても寛容的な態度で迎合してくれるその国民性は、まさにワーキングホリデーにピッタリなものではないでしょうか。

人気の街は?

バンクーバー

日本人がカナダワーホリで選ぶ人気No.1の街が、ここバンクーバーです。
街にはアジアの人たちも多く見受けられ、都会でありながら海や山が近く、緑いっぱいのバンクーバー。

オーストラリアと同じく世界住みやすい都市ランキングでいつも上位に名が挙がるほど、住みやすい街として知られています。しかし、あまり具体的なイメージがわかない人もいるのではないのでしょうか?

では、一体どのような人気観光地があるのか、一緒に見ていきましょう!

実は、バンクーバーは「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」や、「GODZILLA」、ウィルスミス主演の「i,ROBOT」などの有名映画のロケ地として選ばれるような街なのです。
そのため、カナダは『ノースハリウッド』としてその名が知れ渡っているほど映画産業の発展した国です。

また、大人気マーベルシリーズ「デッドプール」の主演であるライアン・レイノルズはバンクーバー出身のハリウッド俳優で、ロケ地の1つはここ、バンクーバーだったのです。

 

バンクーバーの有名な観光地といえば、スタンレーパークを外すことはできません。このスタンレーパークの大きさは、東京ディズニーランドの約10倍の4㎢もあります!この規模感なら何日行っても飽きることなくずっと通ってしまいそうですよね。

このパーク内にはいろいろな見どころスポットがあります。

例えば、イルカやペンギンのショーが見られるバンクーバー水族館ローズガーデントーテムポールというカナダ先住民によってつくられたポールがあります。トーテムポールは「民族的な木」のような雰囲気がありますが、歴史などがあって調べてみるのもおもしろいですよ。

そして、敷地の広さと自然の多さからハクトウワシやイヌ科のコヨーテ、アライグマ、ビーバーなどなど少なくとも500種以上もの野生動物が暮らしていると言われています。

また、海沿いにはスタンレーパークからダウンタウン方面へ伸びたシーウォールという遊歩道があり、その全長はなんと28㎞もあります。そのため、ちょっとした運動でウォーキングすることも、がっつりランニング・サイクリングするなんてこともできます。


トーテムポール

バンクーバーのオシャレエリアといえば、ガスタウンが有名です。
ガスタウン(Gastown)はバンクーバーの最初のダウンタウンの中心地で、1867年に初めてのバーを開いたヨークシャー(イングランドの北部)の蒸気船の船長、“ギャシー(Gassy)”・ジャック・デイトンにちなんで名付けられ、銅像も建てられています。

その後、ガスタウンは火災や世界恐慌による衰退が起こりましたが、今となってはガスタウンと言えばレンガ造りでレトロ感のある建造物や、シンボルである蒸気時計で有名です。この蒸気時計は世界でここだけでしか見ることができず、そのレトロ感は非常にうまくこの街の雰囲気を生み出しており、まさに19世紀のバンクーバー・ガスタウンを感じることができます。


蒸気時計

そして、ガスタウンは2012年に世界で4番目にスタイリッシュな地区に選ばれるほど、そこに行くだけでレトロでオシャレな雰囲気を感じることができます。もちろん、レストランやカフェ、ショップ、美術館、俳優や映画のスクールなどもたくさんあります。ワーホリでバンクーバーに行ってこんなオシャレ街で働くことができたら周りの友達にたくさん自慢したくなりますね♪

下のリンクから蒸気時計・ガスタウン周辺に行くことができます。ぜひ旅をしてみてください!
https://earth.app.goo.gl/ZqLuRF

トロント

カナダの大都市と言えば、ここトロント
行った人の多くが口をそろえて「多国籍な街」という印象を持つほど、カナダの移民族国家としての姿を感じることができます。(バンクーバーはアジア系移民が多いがトロントは多種多様な移民が多い)

また、下の写真からも想像できるようにトロントといえば都会といった印象もあります。
とはいっても、東京やパリのようなザ・大都会というよりは、こじんまりとしている、ニューヨークを小さくした感じという印象を持つ方が多いです。
そのため、不必要なくらいの人混みはあまりありませんし、公園や緑もあるので住みやすいと感じている人も大勢います。


トロントシティーホール

先ほども言ったように、トロントは多国籍な街です。実際に移民の方々が多くいるのはもちろんなのですが、トロントにはエスニックタウンといっていろいろな国のリトルタウンがあるんです。その数なんと10以上。
日本でも聞き馴染みのあるものだと、コリアタウンチャイナタウンなどがあります。他にも、アラビアンタウンやブラジリアンタウン、キャベッジタウン(アイルランド)、リトルイタリー(イタリア)、グリークタウン(ギリシャ)、リトルインディアなどなど。

日本に住んでいたらまずこれほど多くのリトルタウンに気軽に行けることはないですよね。なので、中華料理や韓国料理、イタリアンなんかが食べたければすぐに食べに行くことができるので、食べ物には困りません。ワーホリ期間中に全タウンを制覇するのも面白いかもしれませんね。


左上:リトルイタリー 右上:グリークタウン
左下:リトルインディア 左下:コリアタウン

また、気になる日本人街なのですが、少し移動したところにJ-townという名前の日本人街があります。大きさとしてはそこまで広くなく、どこか少しだけ田舎の道の駅のような雰囲気がJ-townにはあります。そして、実はJ-townはチャイナタウンのような「街・ストリート」ではなく、日本に関連したお店が詰まった「ショッピングセンター」なんです。しっかり公式のHPにも、日本のショッピングモールと書いてあるので「town」という名に騙されないようにしてください。

 

トロントへ行ったからには訪れたいスポットのひとつに必ずと言っていいほどCNタワーが入っています。

CNとはCanadian Nationalの略称で、CNタワーは1976年にカナディアン・ナショナル鉄道によって建設された電波塔です。そして、その高さは553.33m。東京スカイツリーができるまでは世界最長の自立式電波塔でした。

また、CNタワーには342m地点にガラスフロアがあるのですが、この高層タワーのスポットでお馴染みのガラスフロアはCNタワーが1994年に世界で初めて導入しました

CNタワー351m地点にはレストラン『360』というものがあります。
このレストラン、ただのレストランではなんです。
なんと、街のパノラマ景色をどの席からでも楽しめるように回転式レストランになっていて、72分かけて床が一周するんです!

最後に、CNタワーの名物である「Edge Walk」もここの説明として欠かすわけにはいきません。

エッジウォークではその名の通りタワーの端を背中のロープによる支えのみで歩くことができます。その幅はわずか1.5m、長さは150mに及びます。地上からの高さは356mで、その高さは「建物で最も高い外部ウォーク」としてギネス世界記録に認定されています。

また、このエッジウォークでは誕生日や記念日のお祝いから、まさかの結婚式までも挙げることができるようで、多くの人が利用しているそうです。


Edge Walk Wedding couple

 

バンクーバーのスタンレーパークのような公園はトロントにもあります。
それが、トロントアイランドです。

ここは、五大湖のひとつであるオンタリオ湖に浮かぶ、センター島やハンランズ・ポイントなどの15の島々から構成されており、フェリーで15分程度あれば行くことができます。

この公園は緑が多く、リラックスできるような空間が広がっているのですが、ここは自然が豊かなだけでなく、カフェやレストラン、ミニ遊園地、ビーチやスポーツ施設もあり、カヌーやカヤック、自転車などもレンタルすることができます。

そして、写真にあるようにセンターアイランドでは桜を見ることができます。
この桜は2011年に植えられたもので実は日本のものなんです。

トロントで桜をみることができるスポットはいくつかあるのですが、始まりは1959年に当時の駐カナダ日本大使が東京都民からの贈り物として2000本の桜をハイパーク(ここも有名な桜スポット)に寄贈したことでした。
それ以来、トロントの桜の木は日本とカナダの友好関係の象徴として、長くカナダ人にも愛され続けています。

また、トロントアイランドからはCNタワーの時に見せた写真のような高層ビルやCNタワーが織り成すトロントの街並みを一望することができます。
昼の様子や夕焼けに染まる様子、きらびやかなトロントの夜景はどれも違った印象を与え、息抜きにはピッタリの場所なのでぜひとも訪れたいですよね。

カナダへ行く際の注意点

カナダに限らずなのですが、東西に離れた場所に行くと必ず時差が生じます。そして、トロントとは時差が14時間(13時間)、バンクーバーとは時差が17時間(16時間)もあり、日本のほうが進んでいます。
※カッコ内の数字は3月から11月のサマータイム期間のときの時差

14~17時間の時差がある中で時差ぼけ対策をせず、到着したその日からワーホリに関する活動をするのであれば、ほとんどの方は時差ぼけに苦しむかと思います。ですので、

・出発前から徐々に現地時間に合わせて睡眠時刻等をずらしていく
・機内でも現地の時間に合わせて食事・睡眠をとる
(カフェインで睡眠を調節したりするなどする)
・午前到着であれば太陽の光を浴び、日中は寝ないようにする

といったように、フライトの到着時間や出国前の時間の過ごし方、機内、到着してからの過ごし方など対策は色々あるのでぜひ試してみてください。

ビザの種類・条件・申請法は?

カナダのワーホリビザの名称は「Work Permit(就労許可)」が正しいのですが、わかりやすさのため「ワーホリビザ」を使って説明します。

カナダワーホリには年間発給数が設けられており、ワーホリとしてカナダに行ける人は年間6,500人に限られていて、抽選が行われます。ただし、実際は6,500以上もの申請はなく、1,000にも満たない程度であるのが現状です。
ですので、応募すればビザが下りるので早く申請しないといけないという心配は必要ありません。

カナダワーホリでは最長就学期間が6か月と決まっています。一方、就労に関しては制限がないため、好きな期間だけ働くことができます。

でも、1年というただでさえ短い期間で語学学校に時間を割くのは少しもったいないと感じますよね…

そんな方には観光ビザで入国してからワーホリビザに変えるという方法をオススメします!

実は観光ビザでも語学学校に通うことは可能で、日本人であれば手続きはほとんど必要ありません。
そして、観光ビザの有効期間は6か月であるため、ワーホリの最長就学期間に値します。

この方法を使えば、貴重な1年間を無駄なくワーキングホリデーに費やすことができますね。
ワーホリとしてカナダに来たのはいいけど、環境に慣れるのに時間がかかってしまって思う存分楽しめなかった…というケースにならないようワーホリに行く前に語学学校へ通うというのは非常に有効な選択肢であると言えます。

では、ワーホリビザに必要なもの・条件・申請法について見ていきましょう。

必要なもの
・有効なパスポート
・パソコン
・証明写真(パスポートサイズ)
・パスポートのコピー
・英文履歴書
・申請料338カナダドル(約3万~3万5千円)
(IEC申請料153ドル、Work Permit申請料100ドル、指紋登録料85ドル)
・申請料を支払うクレジットカード
VISA、Master Card、American Express
条件
・IEC登録時点で18歳以上30歳以下・十分なお金+復路の航空券代(約2,500カナダドル=約20~25万円)を持っていること
※資金証明の提示を求められることは稀
・滞在する期間をカバーする医療保険に加入できる
※保険加入の証明書の提示は求められること有り
・カナダに入国できる権利・資格がある
※これは犯罪を犯していない、カナダの安全を脅かすことに関与している等のことを意味しているため、特に気にする必要はないかと思います
・扶養家族が同行しないこと
申請法

カナダワーホリの申請法を4ステップで説明していきます。

1.IEC登録

まず、カナダ国際経験(International Experience Canada : IEC)への登録が必要です。
※IECとは、就労や教育などの経験を通して国際的な人材交流をするカナダ政府のプログラムのことです。

登録はこちらのページからすることができます。

まず、このサイトの「Sign in with GCKey」のボタンをクリックし、ログイン名とパスワード、忘れたとき用の質問、個人情報を入力すれば登録は完了です。

2.IEC申請

この申請手続きは、前年の11月頃から受付が始まります。
ここでは、いくつかの質問(永住権を持つ国やインターンシップの予定があるか等)に答え、ワーキングホリデーへの申請資格を確認します。
そして、eServiceというページに移行するのでそこで個人情報やパスポート情報などを入力します。
全ての質問に答え終え、StatusがCompleteになっていたらContinueを押し、申請終了です。

申請が完了すると、受け付けましたという内容の通知メールが届きます。そして次に招待レターを待ちます。これを受け取って初めて次の申請手続きに進むことができます。
招待レターが届いてから申請開始(Start application)をクリックする期限は10日以内です。

3.ワーホリビザ申請

ここでの注意点は、2.の申請開始をクリックしてから20日以内にこのワーホリビザ(Work Permit)申請手続きを終了させなければならないという点です。

ここではeServiceで同じような質問に答えた後に、申請書類のアップロードが必要になります。
それらが、

ⅰ.家族情報フォーム
ⅱ.英文履歴書
ⅲ.証明写真
ⅳ.パスポートのコピー

です。

ここで、該当の国(リンク先のcountryを選択すると該当か確認可)に6ヶ月以上滞在したことがある場合は警察証明書が求められます。
また、中国・タイ・フィリピンなどのアジア諸国で過去5年間で以6か月上滞在していた人は健康診断が追加書類として求められます。

これらの書類アップロードを終え、申請料の支払いをすると指紋登録に関するメールが届きます。

4.指紋登録(バイオメトリクス)

3.のメール(Biometric Instruction Letter)が届いて30日以内に以下の登録施設へ行き指紋登録をします。(登録費85ドル=約7,000円)
※指紋登録をするには事前予約が必要

東京:東京都港区芝1-4-3 SANKI 芝金杉橋ビ4F
大阪:大阪府大阪市中央区南船場1-3-5 リプロ南船場ビル10F

指紋登録は学生ビザや他のビザ申請時にも必要で、登録有効期間は10年間です。

これが終わってようやく申請が終了です。許可が下りていればWork PermitがApprovedになっています。

まとめ

•カナダは多民族国家で通称「人種のモザイク」と言われている
•カナダの公用語は英語だが、東部ではフランス語も話される
•カナダワーホリ人気1位の街はバンクーバー
•時差が激しいので時差ぼけ対策は必須
•ワーホリビザを有効に使うには観光ビザで語学学校へ通ってからワーホリビザに切り替えるのがオススメ

以上、カナダとはどういう国・国民性なのか?というところから、カナダ英語の特徴、人気に街であるバンクーバーとトロントについて、ワーホリビザの取得法まで書かせていただきました!
この記事を読んでワーホリに、カナダに行きたいな、ワーホリ準備の情報収集に役立ったなと思っていただければ幸いです。

また、ビザの情報などは常に更新されていくので、取得の際には政府や大使館のホームページをチェックし、最新の情報を得るようにしましょう。

こちらの記事ではワーキングホリデー・オーストラリア編についても書いていますので参考にしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!